効率的復習方法

 

 

1導入
今回は私が試してみて
「これはいいな」と思った復習方法を紹介します。

まずは効果的な復習のタイミングを抑えておきましょう。

A すぐに
ラッセルの復習曲線という、復習による記憶の定着しやすさに関する研究をがあります。
それによると覚えたてのこと(特に新しいこと)ほどすぐに忘れてしまうので
新しく学んだことは短時間で復習しましょう。

 

B 20分後 
エビングハウス忘却曲線という記憶が失われる速度の研究を表した指標があります。
この研究によると20分後には覚えたことの42%忘れてしまうみたいなので
20分後ぐらいに再度復習することを推奨します。

 

C 1日後
同じくソースはエビングハウス忘却曲線です。何も(復習)しないと1日後には74%忘れてしまうので、記憶してから24時間以内に復習しましょう。

 

D 寝る前と朝起きてすぐ
人間の記憶は睡眠中に整理されます。なので、睡眠直前にすることよって定着率がよくなります。また、短時間で復習=朝起きてすぐすることでより定着率がよくなります。記憶が定着しだしたら復習する期間を長くしても大丈夫です。
(1日ごとに復習していたのを1週間ごとにする のように)

 

 


2実際に試してみて良かった方法
2-1苦手だけ復習法
説明します。


復習1回目:すべての問題を解く
復習2回目:1回目の結果の内、×or△だけ復習する(問題を解く)
復習3回目:2回目の結果の内、×or△だけを復習する(問題を解く)
・・・これを何回か繰り返します。

そしてある程度経過したら、試しにすべてを解きます。
このように、できるところには労力を割かず、不安定な部分にだけ労力を割くことで
効率的に自分の苦手を克服することができます。

 


2-2セルフレッスン
これは記憶したい対象を
誰かに教えるという設定で、ひたすら独り言で仮想授業をするという方法です。

相手に教える為には、当該対象を理解していること
理解した内容を自分の言葉に編集すること これらが必要です。
この理解と自分の言葉に置き換えることが記憶の定着を高めます。

また、レッスンしている時に自分の理解不足の点に気が付いたり
新たな発見をしたりすることもあるので、記憶だけでなく
学習全般に有効だと思います。



3チャンク&トリガー
マジカルナンバー7というのを知っていますか?
これは人間が一度に覚えられる数字の桁数は7±2程度が限界ということを表現した言葉です。

しかし、世の中には一度にもっと多くのことを覚えられるような人がいるような気がします。彼らはこの原則とは無関係なのでしょうか?
いいえ。彼らもこの原則に従っています。では何が違うのか?
彼は一つの括りが違います。

 

人間は一度に7個までしか覚えられないのではなく7袋(括り)までと考えてください。記憶力の良い人とは、1つの袋に多くの情報を詰め込むことができます。
反対に悪い人は1つの袋に入る情報量が少ないです。
(この袋のことをチャンクと呼びます。)


では、どうすればチャンクに入る量を大きくすることができるのか?
その方法は(私の場合)トリガー(きっかけ)を作るということです。


例を挙げますと
私は本Aを読んで、Aから学んだ実践に使える知恵を最高4つ選び記憶するようにしています。(4つの知恵はAというチャンクの中に入っているということになります。)そして、本の題名を見て、4つの知恵を思い出すこと(復習)をしています。


つまり、記憶を呼び起こすきっかけ(トリガー)をとなるものを作ることで
先行する記憶対象(A)を思い出せば、芋づる式で後続する記憶対象も自動的に思い出せるという構造を作っています。そうすれば、実質Aを記憶するだけで、4つの知恵もセットで覚えることができます。

 

 

3まとめ
効率的に記憶に定着させるには復習のタイミングが大切です。
最低1回は24時間以内にしましょう。

私がオススメする記憶法は
1苦手だけ復習法:定着率が悪い部分を集中的にする
2セルフレッスン:仮想授業をすること。理解と自分の言葉に置き換えが定着率を高めます。
3チャンク&トリガー=記憶に階層を作り、上位階層を思い出せば下位階層も思い出す

 

 

以上、よかったら試してみて下さい。