独立を考えている人が知っておきたい~ブルーオーシャン戦略~

 

1導入
もうそろそろ40手前。今の仕事もだいぶ一人前になっただろう。
また、一人の経営人としての能力も身に付いた。
俺、独立できるんじゃね・・・

という人へ。もし独立するなら競争相手のいない市場でしたいと思いませんか?
そんな願いに指針を与えてくれる理論があります。

それは「ブルーオーシャン戦略」

ブルーオーシャン戦略とググったら
血みどろの戦いが繰り広げられている既存の市場を抜けだし
競争自体を無意味なものにする未開拓の市場を生み出す戦略

という感じの文章が目につきますが、難しく考える必要はありません。
シンプルに「まだだれもやっていない、新しいことをする」と考えればいいと思っています。

すると結果的に競争相手のいない市場を生み出すことができ
ブルーオーシャンに辿り着けます。

今回はブルーオーシャン戦略の内容は無視して
自分だけのブルーオーシャンを探すためのカギを紹介させて頂きます。

 


ブルーオーシャンの見つけ方(創り方)
それは独創的な価値カスタマイズを考えるということです。

Q価値カスタマイズとは
ある業界の価値をいくつかの指標で分類し、各企業ごとの
力点の置き具合を描いたものが価値カスタマイズです。

例)パン屋 価値1味 価値2価格 価値3食材の質 価値4鮮度 等に分類し
パン屋Aは低価格に特化しているな、パン屋Bは高価格で材料にこだわっているな
というように各企業の価値を分析し、誰も行っていない価値をカスタマイズしようということです。(例えですから価値はテキトーですよ。)

Qカスタマイズの方法
既存の価値に対して 
1取り除く=0にする
2減らす=5を3にするみたいな
3つけ加える=0を1以上にする
4増やす=3を5にするみたいな

という考え方をもって価値をカスタマイズします。

上記の考え方を知っていただいたところで
ブルーオーシャンを探すためのカギを紹介します。

 

3カギ
3-1代替製品業界(市場)に学ぶ
代替製品=同じ目的の為に使う製品
代替製品の良い部分を考えて、それを自分達の付け加えてみる

3-2業界内の他の戦略グループに学ぶ
戦略とは一般的に価格と価値のバランスで決まります。
イメージとして、A高価格高価値、B低価格中価値など。
もし、自分達がAの戦略をとっている場合、同じ業界のBの戦略を
とっている企業の戦略を参考にしてみよう、ということ。


3-3買い手に目を向ける
買い手には次の3要素があります。1購入者 2利用者 3影響者
そして、これらは重ならない(同一人物ではない)可能性があります。
加えて、多くの企業が同じ買い手(境遇、価値を求める人)をターゲットとしています。
なので、ターゲットを再定義することで、新たな顧客を獲得できる可能性があります。


3-4補完財、補完サービスに目を向ける
多くの製品は他の製品と併用することが多いです。また、併用することで価値が増します。
なので、自分達の扱っている製品と組み合わせて相乗効果を発揮できる要素を考えましょう。そして、それを付け加えるor増やしましょう

 

3-5機能志向と感性志向
機能志向=価格、機能、理性に訴える 感性志向=感性に訴える
多くはどちらか一方に絞っています。しかし、本来なかなか割り切れないものなので
両方組み合わせてみましょう。例えば低価格だけをアピールしていた場合、それに加えて楽しい等の感性的な価値を付加できるように考えてみましょう。また、組み合わせるのが無理な場合、現在とは違う志向に変更してみるも良いかもしれません。


3-6将来のトレンドを予測
トレンド=自分達に影響を与えることで、方向性がはっきりし後戻りしないこと
そして、トレンドはどのような影響を社会全体に与えるか?
それによって顧客はどのようなことを求めるようになるのか?
それを実現する為に自分達は何をすればいいのか? と考えていきましょう。


3-7非顧客層に注目する
非顧客者には「それを選ばなかった共通の理由」が存在します。そこにアイデアの源があります。本文に掲載されていたゴルフの例を紹介します。

なぜゴルフをしないのか?ということを非顧客層に問いました。
すると(簡単に言うとボールを飛ばすのが)難しいという共通の解を見つけました。
よって、ボールを打つ部分を大きくしたものを販売したところ、それが大ヒットしました。
まぁ、こんなかんじです。

 


4総括
以上の7つの源泉を参考に価値カスタマイズを行ってください。
それが実現できるかはあなた次第です。
あくまで創造性を高めること、アイデアの源泉と考えて下さい。