自分にとって本当に大切なことを知る

 

1導入
いきなりですが
働いて幸福を感じる条件 とは何だと思いますか?

出世、金、地位、達成感、人や社会とのつながり等
結局は人それぞれだと思いますが

私の場合は 好きなこと又は自分の価値観に基づいて働いていること
このように考えています。

こんなこと言うと、好きなことで金がもらえるほど甘くない とか
反論されそうですが、そんなことはやってみないとわかりません。
また、好きなことだから頑張れますし、挑戦することもできます。

さて、ここからは上記の私の考え方に賛同して頂けた方
そして、その中で主に今回はこれから就職する人、転職する人達に
自分の本当に好きなこと、大切なことを知ってもらうことを目的にしております。
(なかなか、自分の本心ってわかりにくいですからね)

その方法は自問自答することです。外部に答えはありません。
その為の質問集を用意させて頂きました。良かったら試してみて下さい。

 


2大局的視点で自分を考える
2-1自分の現在の役割を問う
役割とは応えるべき、又は現在応えているニーズです。
現在自分は誰に、どんな役割をどういう目的で果たしているのかを考えてみて下さい。
役割を知ることで、現在の自分の姿を確認することができます。
そこに無自覚な自分の本心があるかもしれません。

例)部下に、指導者として、部下を成長させるために

 


2-2人生のミッションを問う
ミッションとは人生の目的です。次の3要素を考えて下さい。
1Beどうありたいか 2Do何をしたいか 3Have何を持っていたいか
そして必ずWhyなぜ も考えて下さい
人生の目的とは現時点でのあなたの人生のゴールです。
目指すべき場所がわかれば進むべき方向を決めることができます。



2-3最期を考える
自分の死をどういう形、状態で迎えたいかと考えて下さい。
あまり、実感がわかないかもしれませんがこれも一つのゴールの形です。

 

2-4何でもできるとしたら、何がしたいかを考える
ここにあなたの本質が隠れていると思います。

 

2-5自分は何の為に「働きたくないか」
これまでとは逆の形です。
自分がしたくないこと明確にし、消去法的に本心を割り出します

 


3有意義なことを自問自答する
次のように自問自答して下さい。

1最近の出来事で最も有意義だったことを思い出す
2なぜ、その出来事が重要で有意義だったのかを問う
32の答えはなぜ重要なのかを問う
43の答えはなぜ重要なのかを問う
・・・これをある一つの本質的言葉に辿り着くまで繰り返す。

このように自問自答して辿り着いた言葉があなたの最も大事なことです。

尚、1は最近の出来事だけではなく
最も好きなこと、最も楽しいと思うこと、など
必要に応じて範囲を広げて下さい。

 

4大好きチェック
下記の質問に当てはまるものは何かを考えて下さい

自分にとって
Q1 努力がいらず、楽しいことは?
Q2 本質的に有意義なことは?
Q3 自然に行えることは?
Q4 行っていると時間を忘れることは?(時間が過ぎ去るのが速いこと)
Q5 楽しみにして待っているような作業は?
Q6 していていい気分になることは?
Q7 自分にとってそれ以上したいことがないことは?
Q8 手段ではなく、目的として楽しめることは?


この質問の答えにあたることが
あなたにとって本当に好きなことです。

尚、好きなこととは、あなたにとっての

大切
大事
本質
最も幸福な状態

と言い換えることもできます。

 


5最後に
自分の目標や成りたい姿、幸福を感じる状態がよくわからず
上記の質問に答えられないという方もいるかもしれません。
そういう場合は、とりあえず何かしてください
そうすれば、有益なことがわからなくても
最低限、自分にとって本当に有益でないことはわかります。
それと同時に自分の気持ちに敏感になってください。
そのセルフモニタリングがあなたの新発見につながるかもしれません。