不安との正しい向き合い方

 

1導入
皆さんは不安を感じた時、どう対処していますか?
恐らく、大半の人が正しく対処できていないと思います。(私もね)
では、不安を感じた時の正しい対処法とはなんだよ となりますよね

その対処法とは「今すべきことして、今を精一杯頑張る」ということです。


不安を感じてしまうと、未来の心配をしたり(どうしよう・・・)
過去に目を向けたり(昔は良かったのに・・/なんでこうなった・・)
つまり、現在をおろそかにしがちになるんですね。

それ故に私も含めて、不安を感じると「現在をおろそかにする」
それゆえに「不安を解消する為の努力が行えていない」
だから、「不安が消えない」という悪循環に陥ってしまいます。

不安を感じていなくて堂々としている人というのは
鈍感な人ではなくて、不安と向き合い打ち克った人です。

そこで、今回はこの悪循環に陥らない為、そして
不安を解消する為の努力ができるように
「不安を理解するために分析する方法」を提案させて頂きます。

原因が見つかれば対策ができます。
対策ができれば、現在すべきこと=不安を解消する努力
ができるようなり、不安に立ち向かうことができます。


2その前に
不安には良い不安と悪い不安があります。まずはそれを理解して下さい。

良い不安=成功させたいけど自信がないという、恐れを伴う期待
悪い不安=嫌なことを被る可能性に怯えている、ただの恐れ

今回取り上げるのは「悪い不安」です。



3実際に分析する
不安を分析するとは「不安の原因を具体化する」ということです。
我々が不安を感じている時、緊張や焦り等の感情が先行して
自分が具体的にどのようなことに不安を感じているかを正しく理解できていません。
漠然と不安を感じていることが多いと思います。

よって、不安の原因を具体化することで、自分が不安を感じている要因を理解
することで対策を立てられます。結果、不安が解消(軽減)され心が楽になるということですね。

それでは、実際に不安に対処するための3つのステップを提案させて頂きます。
尚、簡易な例として初デートに不安を感じているA君を用います。
(ちょっとチープな例でごめんなさい。)


3-1不安はいつ感じているかを明確にする
いつとは、
不安となる対象の前(デートコースの選び。彼女が喜んでくれるか?)
不安となる対象中(デート中。彼女と上手く話せるか?)
不安となる対象後(デート後。上手くいかなくて関係が冷えるのでは?)

このように、一口に初デートと言っても「いつ」で分けると
上記のように 前・中・後の3つの場面に分けることができます。
この内、自分はいつに不安を感じるのかということを明確にしましょう。

尚、A君はデート中に上手く振舞えるかということを心配していました。


3-2自分と不安の関係を知る
「自分のどういう性格(能力、特徴)が不安を感じさせているのだろう」
と自問自答してください。

孫子の(有名な)名言で
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という言葉がありますが
まさにこれです。自分と不安の関係を理解することで不安を解決するために
必要な要素が見えてくると思います。

尚、A君は自分はあまり面白いことを話せないというコミュ力に不安を抱いていました。


3-3不安に対する情報を集め対策を立てる
人間は「予測ができないこと」に不安を抱きやすいです。
その理由は、自分の満足する結果が得られる確証がないからです。

よって、最後は明確にした原因に対策を考え
自分の満足する結果が得られる可能性を高めることで不安は解消されます。

A君は口下手なりに相手に満足してもらえる方法を考えました。
そして、辿り着いたのが上手な聞き役になろうということです。
その後、相づちや返事の仕方を少しググって、準備万端にしたことで
初デートは自信満々で臨めました。めでたし、めでたし~みたいな。
(今回は例が糞でしたね。ごめんなさい。)



4まとめ
不安の対処法とは現在を疎かにしないこと。
具体的に言うと、不安の原因の具体的に理解して対策を打つことです。

それは次の3ステップによって達成できます。
1自分の不安はいつ感じることなのかを明らかにする
2その時において、自分のどのような性格、特徴、能力が原因になっているかを割り出す
3具体的な原因がわかれば、それに対する情報収集し対策を考える

以上、良かったら試してみて下さい。