創造力を高める方法

 

1導入
今回は創造力を高める方法を提案させて頂きます。

はじめに創造力(創造性)を二つに分類しておきます。
1 0を1にするような能力=無から有を作る
2 1を2や1aにする能力=有を別の有にする

創造力とは「新しいものを生み出す能力」ですが
1と2では求められる力が違うなと感じたので分けました。
私見ですが1は独創性、新規性 2は再構築、仮説)

さて、それでは1と2に個別にそれらの能力を高める方法を
提案させて頂きます。

尚、1の意味の創造力を創造力と表現し、2の意味の創造力を「創造力」と表現します。

2-1 0を1にする:時間は未来から流れていると考える=過去にとらわれない
普段、我々は時間とは過去から現在、現在から未来に流れ
因果関係において過去が「因」で未来が「果」と思っています。
しかし、それでは既存の価値を陳腐化させる「ぶっとんだこと」を創造できません。

例えば、今から20年前を思い出してください。。
当時はまだ携帯電話の普及率はあまり高くなかったと思います。
そんな時に「今から20年後は、老若男女皆携帯電話を持っていて
しかも、携帯にカメラ機能があってインターネットもできるんだよ」

って言われても「そんなの嘘だろ」と感じたと思います。
つまり、何が言いたいかというと、未来とは
過去の「因」からつながるようなものとは全然違う場所にあることがあるということ。


よって、ぶっとんだことを考える為には
時間は未来から現在、現在から過去に流れるという意識を持ち
過去にとらわれないようにすることが必要です。

というのも、我々は自分の価値観に従って思考します。
その価値観とは過去の記憶をもとに形成されています。

しかし、先程述べた通り未来は過去の延長線上にはない
だから、過去の情報を手掛かりに創造しても結局は
自分の認知(過去の記憶)の外には出られません。

過去の情報を手掛かりにして創造することは
与えられた食材をもとに料理を作るようなものです。
決して与えられた食材(過去)の範疇を超えることができません。

だから、過去に手掛かりを求めず、先にぶっとんだことを創造するのです。
それから、それが成立する兆しがないか現在を眺めるのです。
そうすることで自分の認知の外にあることも創造することができます。

これの本質的なことは、既存の情報という枠を超えて思考することです。

 


2-2 1を2や1aにする=新しいことをする
新しいことをするとは
「今とは違うことをする」と解釈していただいても差し支えありません。
また、今やっている習慣を止めるということでもOKです。

なぜ、新しいことが「創造力」を高めるのか?
結論から言うと、新しいことをすると新しい発見につながり
それがアイデアの源になるからです。

新しいことをして新しい発見につながる過程が下記です。
1新しいこと(違うこと)をする
2異なる結果が生じ、これまでとは違う新しい考え方が生まれる
3新しい考え方から新たな思考ができる=新たな情報が生まれる。
4新たな思考(情報)は別の新たな考え方を生む→それをもとに1へ

現在、情報1を持っており、それをもとに考え方Xを持っています。
そこに新しいことをした結果、異なる結果が生まれて情報2が生まれました。

今度は情報1と情報2を使って、新たな考え方Yを閃きました。
考え方Yに基づいて新しいことをした結果、異なる結果が生まれて情報が3が生まれました・・・これの無限ループです。

新しいことをする→異なる結果→新たな情報→新たな考え方→新しいこと・・
という循環を新しいことをすることによって生み出せます。

そして、それを繰り返していくうちに
1を2や1aに変形することができる貴重な発見につながると思います。

 

まとめ
創造力には2種類あります。
1 0を1にするもので新規性が求められること
2 1を2や1aに変化させるもので、要素を新たに構築することが求められること
(私の勝手な分類ですが)

1を高める方法は「過去にとらわれない」こと
 過去にとらわれないことで自分の認知の外に出ることができます
2を高める方法は「新しいことをする」こと
 新しいことをすることで新たな発見をすることができます

以上、良かったら試してみて下さい