誰でもできる 速読術

 

1導入

今回はタイトルの通り誰でもできる速読術を提案させて頂きます。


はじめに前提を共有しておきたいと思います。


今回の速読の対象は

問題解決の為の読書であり、目的はアウトプット(問題解決の道具)を作ること
このような読書をする時に有効な速読術です。


よって、小説読むこと、インプットを目的とする読書には対応しておりません。


上記を理解してください。

 

 

2その方法
問題解決の為の読書の速読は
「本から得る情報を限定し読む範囲を減らすことで、速く読める」
この理屈によって速読効果が得られます。

 

例えば、スラムダンクの湘北vs山王戦
25巻~31巻までのかなり長い試合です。
普通に全部読めば読むのにかなり時間がかかります。

 

そこで、得る情報を「勝敗」だけに限定すると
最後の方を少し読むだけでわかるので読む量が(超)減ります。
(こんなかんじね。)

 

具体的に説明していきます。

 

まずは「本を読む目的」を決定して「自分が欲しい情報を明確」にして下さい。
これが一番重要です。明確になればなるほど情報を限定することができ
限定すればするほど、読む範囲が削られ速く読むことができます。

 

次にすることは欲しい情報の方向性を決めることです。
方向性は二つあります。

1自分の問題解決させる要因(成功方法)
2自分が問題を解決できない原因(失敗している理由)

 

成功方法を知ること、上手くいかない原因を知ること
どちらも問題解決のアプローチとして間違っておりません。
方向性を絞ることでさらに情報を限定することができます。

 

方向性を決めた後にすることは、得る情報の具体性を決めることです。
具体性は低・中・高の3段階に分かれており、高いほど多くの情報を求めるので
読む時間がかかります。

 

具体性の低の求める情報
自分の方向性に合う問題解決の為の情報は何か(What)
問題解決の方法だけを探します。

 

具体性の中の求める情報
自分の方向性に合う問題解決の為の情報は何か(What)
問題解決の方法及びそれを実践する方法を探します。

 

具体性の高の求める情報
自分の方向性に合う問題解決の為の情報は何か(What)
それをどのように実践すればいいのか(How)
上記をなぜ正しいと思ったのか(Why)
問題解決の方法及びそれを実践する方法を探し、それの妥当性も判断します。

 

ちなみに私は
とりあえず試してみろ派なので、具体性の中までで読むことが多いです。

 

尚、情報の限定に加えてこれらWhat How Whyに関連する情報だと
選択する能力が高くなればなるほど速く読むことができます。

 


3注意
具体性の中の読み方をするとアウトプット=問題解決の為に
すべき行動がおおよそわかってきたと思います。

 

ここで気を付けておきたいことは
「本に書いてあるままの内容で試さない」ということです。
本から学ぶこと=アウトプットとは
必ずしも本に書いてあること とは限らないからです。

 

本に書いてある情報とは「他者の問題解決の為の試行錯誤から結果までが一般化された情報」です。

 

よって、その一般性を自分の現状抱えている問題に活用できるように
個別の事例に適応させる、つまり、自分独自の属性、問題とリンクさせる必要があります。

 

つまり、本の情報とは問題解決の道具ではなく
「問題解決の道具を作るための材料」です。

この変換作業を通じての成果物が本当の問題解決の為の道具です。

 


4まとめ
問題解決の為の読書における速読方法を紹介しました。
その方法は、得る情報を限定して、読む個所を減らすことです。
その具体的な方法が下記です。

 

1読む目的を決めること
2問題解決の為の方向性、成功方法or失敗原因を決めること
3得る情報の具体性を決めること(What How Why)
4得た情報を自分の独自性にあてはめること

 

以上、良かったら試してみて下さい