時間不足感を打ち消すために処理能力を高めよう

 

 

1導入
「やりたいことがいっぱいあるけど時間が足りない」
今回は、そういうあなたの処理能力を上げる為に有効な方法を提案させて頂きます。

その前に、なぜ処理能力を上げることを推奨するのかを説明しておきます。
(なんとなくわかると思いますけどね)

 

時間に対する感覚は体感的であるので
一定時間当たりにできるタスク量の増加が時間の延長感覚を生みます。

 

例えば、これまで30分かかることを20分でできるようになった
まだ20分しかたってない、これまでより10分ある! みたいに、ね。

 

よって、一つの作業に費やす時間を短くすることが必要であり
その為に各タスク、または汎用的な処理能力(理解力等)を強化することが
大事になってきます。

 

ということで、それではこれより
苫米地氏さんの「超「時間脳」で人生を10倍にする」を参考に
タスク処理能力向上方法を3つ紹介させて頂きます。

 

2-1 クロックサイクル
この方法は、現在行っているタスクを強制的に任意の倍速で行い
その速度に脳や体を慣れさせるという方法です。

 

例えば、今10分間で50ページ本を読めるとしたら、10分間で75ページ
読むようにする。(できなくても無理やり)そして、それに慣れさせる
こんなかんじ。

 

問題点として、精度や質が低下することが考えられますが、それは気にせずに。
体や脳を慣れさせることが目的です。
スポーツで自分より上手な人とプレイしたら自分の実力が引き上げられる
理屈的にはこれと近い方法です。

 

 

2-2 マルチタスク
昨今ではマルチタスクは逆効果だと言われていますが
ある条件下ではマルチタスクは有効であり、その条件を紹介させて頂きます。

 

1簡単な作業同士の組み合わせ
高い集中力を要する作業のマルチタスクは不可能ですが
簡単な作業、ほとんど無意識的に行える作業のマルチタスクは可能です。
例えば、テレビ観ながら食事をする、これぐらい難易度の低いタスク同士ならば
問題ありません。(タスクの難易度は個人差があると思います。)

 

2別の機能の組み合わせ
例えば、ランニングしながら音楽聴く。この場合は体を動かすことと音楽聴くことで
別々の機能を働かせているので両立できます。

 

マルチタスク可能とは、最低限の質を維持することができれば可能と表現しています。
シングルタスクで一つのことに集中した時の状態が精度100%だとすると
上記の組み合わせでは精度が80%程度になると考えて下さい。
私は80%の精度があれば問題ないだろうと考えているので、両立可能としています。

 

 

2-3 グレインサイズを上げる
グレインサイズ=抽象度と考えて下さい。


抽象度とは簡単に言うと視点の高さであり、抽象度が高いほど具体性は低いです。
高い抽象度を持っていると、1つの情報から得られる情報が増えます。
つまり、1アクション当たりの情報処理量が増えることによって、時短に繋がります。
(まぁ、1を聞いて10を知るみたいな感じですね)

 

例えば、東京都→関東地方→東日本→日本→アジア→地球 みたいなかんじで
左側ほど具体性が高く抽象度が低いです。逆に右側ほど具体性が低く抽象度が高い
ということです。抽象度を高めると、見渡せる情報量が多くなります。

 

上記の例に即して、見渡せる情報力が多くなるということを説明します。
東京という言葉を聞いて、東京という抽象度しか持っていない人が
見渡せる情報量は東京の範囲内だけです。しかし、東京と聞いて日本
という抽象度を持っている人は、東京以外にも47都道府県全てが視野に
入ります。このような感じです。

 

そして、抽象度を高めるトレーニングですが、それは
物事の原理原則、規則ルール、秩序構造等を理解する(説明する)ことです。
上記(原理原則他)は当該対象において一番視点の高い要素なので、このように
常に視点を一番高い位置に置く練習をすることで抽象度高めることができると思います。

上記の具体的方法として「要約」「ある内容を一言で言うならば?」というトレが有効だと思います。

 

3まとめ
「やりたいことがいっぱいあるけど時間が足りない」というあなたへ
その時間の不足感は「時間当たりのタスク量が増加すること」によって解消できます。よって、あなたの処理能力を向上させてみましょう。

その為に提案させて頂く方法が下記です。

 

1クロックサイクル=タスクを任意の倍速で行いその速さに慣れさせる

マルチタスク=簡単な作業、別の機能を使う作業の組み合わせならば可能
3グレインサイズ(抽象度)を上げる=一つの情報から多くの情報を得ることが可

 

以上、もしよかったら試してみて下さい。