マイナス思考対策 アランの幸福論
1はじめに
まずはじめに本記事の試みを明示しておきます。
それは、マイナス思考で困っている人に対して
心が楽になるかもしれないアランの言葉(幸福論から引用)
を紹介するということです。
アランの幸福論の考え方を簡単にまとめると
「幸福、不幸は考え方によって決まる」というかんじですね。
こんなこというと、めっちゃテキトーな感じがしますが
病は気からという言葉があるように、人は気持ちのあり方で
大きく精神状態が変わります。
2紹介の前に私事
私自身マイナス思考です。当事者の意見として
マイナス思考は全てが悪いことばかりではないですが
まぁ~とにかく、めっちゃしんどい。
何がしんどいの?
ささいなことであれこれ考えてしまうこと。
・自分にできるだろうか?(自己不信)
・自分はダメな奴だな(自己嫌悪)
・他の人はどう思っているだろうか(羞恥心) など。
とにかく心が疲れます。
精神的ストレスが溜まります。
前置きが長くなってしまいましたね。
それではこれより、マイナス思考の私が救われたアランの言葉を
同じような境遇の方へ紹介したいと思います。
3アランの言葉
※「 」内の言葉が引用です
1「最大の不幸とは物事を悪く考えることではないか~」
根本的なことですね。マイナス思考は自分でネガティブな仮定(仮説)を立て
それが現実化することを恐れています。
その恐れがストレスや不安や緊張をもたらします。
なので、我々のの根本=ネガティブな仮定(物事を悪く考えること)
が諸悪の根源であり最大の不幸であると言っています。
よって、いちいちあれこれ考えないようにすることが
最大の対策であると思います。
2「人が想像する不幸は、決してあるがままの不幸ではない」
1であれこれ考えるなと言いましたけど、いきなりこの悪癖を直すことは難しいです。
なので、考えてしまった時の対策として有効なのがこの言葉です。
自分がネガティブな仮定をして、不安が頭の中によぎった時、こう考えて下さい。
「自分の想像は実際よりもネガティブだ。実際はそこまでひどくない!」
これまでもありませんでしたか?やる前はめちゃくちゃ緊張していたけど
実際にやってみたら「思ったらより簡単だった」ということが。
これと同じです。自分は物事を過大評価し自分を過小評価していると考えましょう。
3「仮定にすぎない事柄に関しては、すべてを好意的に解釈~」
これはあれこれ考えそうになった時、考えてしまった時に有効です。
その考えを難しいかもしれませんが、すべて好意的に解釈して下さい。
まぁなんやかんやでうまくいくだろう
このように自分に都合のいいように考えて下さい。
実際はそんな都合よくはないと思います。しかし、もし困ったことが起きても
その時はその時に対応すればいいだけのことです。
精神的余裕があれば本来の自分の問題解決能力が発揮でき
十分対応できると思います。
不安や緊張で冷静さを欠いているとより困難が大きく感じられます。
4「過去を見つめることから生まれるこの悲しみは、なんの役にも立たないし、きわめて有害でさえある」
ネガティブな仮定をしてしまう原因として、過去の失敗があると思います。
しかし、失敗は学習をもたらしてくれるものであり、あなた次第で失敗は
良い体験になります。
マイナス思考で過去の失敗を引きずり怯えていては、失敗はただの悲しみや恥にしかなりません。あなたの失敗の解釈の仕方によって資産にも負債にもなります。
かしこまったこと言いましたが、要は失敗なんて関係ないってことですよ!
5「幸福の秘訣の一つは、自分自身の気分に無関心でいることだと思う」
自分が抱いた不安や恐れに対して「だから、どうした?」と思ってください。
不安を抱いてもその対象から逃れるわけではありません。
あれこれ考えてもその対象はやがてやってきます。
結局、その不安や恐れの対象と向き合うことでしかそれを解決することはできません。
だったら、自分の気持ちには無関心になり泰然自若な態度で向き合いましょう。
4おわりに
個人的に一番2がオススメです。
なかなか考える癖を無くすのは難しいですし
また、我々はあれこれ考えることで危険や失敗を予防することができる人間です。
なので、考えてしまうことは悪くない。ただ、必要以上にネガティブに考えてしまうのが悪い。だから、その時にこの言葉。
自分で言うけど一番難しいのが5です。
これができたらマイナス思考じゃないよね。メンタル超強いよね。