目標を達成させるために必要なこと

 

1導入
って何だと思いますか?
私は「(目標に対して適切な行動を継続させる)意志の力」だと考えています。

 

意志が弱いから不適切な行動をしてしまう。
例えば、ダイエット中であるにも関わらず、チョコレート食べるとか。

 

結果、目標から遠ざかる→やる気が失せる→止める
という悪循環に陥ってしまいます。

 

ということで今回は
人間が目標に対して不適切な行動をとってしまいがちになる
場面や要因及びその対策を5つ提案させて頂きます。


2-1モラル・ライセンシング
いいことをした後は、ちょっとぐらい悪いことしてもいいよね
という心理をモラル・ライセンシングといいます。

 

「いいこと」とは目標に対して正しい行為であり
「悪いこと」とは目標に対して正しくない行為です。

 

例えば、夏までに5kg痩せるという目標を掲げているとして
いつもランニング2kmするところを、今日は3kmした(いいこと)
だから、ちょっとぐらいアイス食べてもいいかな(悪いこと) 
このような感じですね。(尚、以下、例えは全てダイエットです。)

 

対策1 いつも同じことをする
2kmと決めたら3kmしなくていい。例外を設けない。

 

対策2 いいことをした後の心理に注目する
あなたはモラル・ライセンシングという心理を知りました。
この心理を知れば、自分がいいことをした後の心理に注目しブレーキをかける
ことができるはずです。もし、悪いことをしそうになったら、これは今、いいことをしてちょっと調子に乗っているのだなと思い、悪いことを止めましょう。

 


2-2しんどくて先延ばし
よくありませんか?「なんかしんどいから次からすればいいや・・」
もともと適切な行動は努力が要するので好きですることではありません。

 

そして、不思議なことにそのような努力の要する行動を
人は未来(次回)はちゃんとできるだろう、と
「現在できなかった」くせに、考えてしまいがちです。

 

そして、案の定、明日も明後日もできず、自分はできないと思い
最終的にやめてしまいます。

 

対策 将来の自分と現在の自分は同じと思う
これは未来の自分と現在の自分の一致度が低いことが原因です。
よって「現在の自分と将来の自分は同じである」と思い
そして、現在も将来も同じだから、今(現在)、最善を尽くそうと考えましょう。

 


2-3目の前の誘惑(報酬)を我慢できない
「今」1万貰えるor「1年後」5万円貰える あなたはどちらを選びますか?

 

多くの人は、今1万を貰う方を選択するみたいです。
つまり、報酬が先延ばしにされるほどその報酬の価値が下がってしまい
それ故、目先の欲求や誘惑に負けてしまい目標に対して不適切な行動をとってしまう。
(えてして、適切な行動はやりたくないこと、不適切な行動はやりたいことですから)

 

例えるならば、お菓子があればすぐに食べてしまうようなこともそうですね
お腹が減るのを待っていればお菓子の価値が下がってしまいます。
仮にお菓子タイムを設けていても誘惑に勝てず、不適切な行動に走ってしまいます。

 

対策1 誘惑の原因を遠ざける。
上記例に即すのならば、お菓子を買わない。美味しそうなものを見ない、など。

 

対策2 「少し待つ」
もし、食べるとしても、あと少し(5分、10分程度)経ってから食べようとします。そして、経過後再度判断します。そうすることで、欲求のピークを越えて、我慢できるかもしれません。

 


2-4他者の影響
人間は周りの人の影響をどうしても受けてしまいます。

結果、皆がやっていることは自分もしないといけない、皆がしていないことは自分もしなくてよい、という心理が生まれます。

 

この心理が原因で、我々は
無意識に周囲の人間の努力の程度を自分の努力の基準にしてしまいます。

よって、周りが怠惰だと自分も怠惰に、勤勉だと自分も勤勉になる確率が高いです。

 

対策 怠惰な人、目標を共有しない人は遠ざける
これは特に説明はありませんね。

 


3まとめ
目標が達成できない原因の一つとして、意志力の欠如が考えられます。
意志力が欠如していると、目標に対して適切な努力を行わず、不適切な行動を
とってしまいます。結果、目標に対して遠ざかってしまいます。

 

そうならない為に、目標に対して不適切な行動をとってしまう要因を提案しました。
1モラルライセンシング=目標に対して(必要以上に)適切な行為をした後
2次からすればいいと考えらう先延ばし
3目の前の誘惑(不適切な対象)に負けてしまう
4ネガティブな他者の影響に影響されてしまう

 

これらに対策を講じすることで
あなたは目標に対して適切な行動に専念しやすくなり
その結果、目標達成率が上昇すると思います。

 

以上、良かったら試してみて下さい。

 

 

これは情報のオリジナリティが低いので参考本を紹介しておきます

ケリー・マクゴニガル著 「スタンフォードの自分を変える教室」